座金の役割は 3 つだけです。荷重の分散(締め付ける部品の表面を保護)、緩み止め(振動による戻り回転に抵抗)、すきまの補償(公差の吸収や軸方向の予圧)。まずどの役割が必要かを決めてから、種類を選びます。
| 種類 | 主な役割 | 主な規格 | 選ぶ場面 |
|---|---|---|---|
| 平座金(平ワッシャー) | 荷重の分散、表面の保護 | DIN 125 / ISO 7089。大径形 DIN 9021 / ISO 7093 | 最も汎用的。締め付ける部品がやわらかい場合や穴が大きめの場合は大径形を使用 |
| ばね座金(スプリングワッシャー) | 緩み止め(軸方向のばね力) | DIN 127 | 一般的な振動のある箇所で最もよく使われる緩み止め |
| 歯付き座金(内歯/外歯) | 緩み止め(歯が接触面に食い込む) | DIN 6797 / DIN 6798(歯形・のこ歯形) | 振動が大きい箇所。外歯は緩み止め力が強く、内歯は外観がすっきりする |
| 波形座金(ウェーブワッシャー) | すきまの補償、軸方向の予圧 | 品目の表示による | 軸受の予圧、軸方向のすきまと異音の解消 |
| 皿ばね座金 | 大荷重下での弾性補償 | 品目の表示による | スペースが小さいが大きなばね力が必要な場合 |
| 二重ワッシャー | 平座金とばね座金を一体化 | 品目の表示による | 組立工程を 1 つ省く |
| セーフティワッシャー | 緩み止め | 品目の表示による | 強めの緩み止めが必要だが接着剤は使いたくない場合 |
上表には広く認知されている規格番号のみを記載しています。波形/皿ばね/二重/セーフティワッシャーは市場に流通する形式が多く、実際の規格と寸法はすべて商品ページの表示を優先します。規格の指定が必要な場合はお見積り依頼にご記入ください。
2 通りの表記が併用されています。ねじの呼びによる表記(例:M10。M10 のねじに組み合わせるという意味)と、実寸法による表記(内径 × 外径 × 厚さ。例:10.5*18*0.9)です。同じ M10 でも種類によって外径と厚さは異なります。穴位置やざぐりのスペースに余裕がない場合は、商品ページの実寸法を直接ご確認ください。
ばね座金には、同じねじの呼びでも 1 号・2 号・3 号の 3 種類の厚さがあります。寸法はばね座金サイズ表をご覧ください。
一般的なものは亜鉛めっき(電気めっき)、炭素鋼、SUS304/316 ステンレス、ニッケルめっき、アルミです。屋外や湿気の多い環境ではステンレスを選びます。一般的な屋内用途なら亜鉛めっきで十分です。硬さと防錆の比較は材質比較表をご覧ください。
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